IGCSE の教科語彙が難しいのは、知っている単語の別の意味(product は積)、純粋な教科用語、指示語という3種類の単語があるからです。効果的な覚え方は、教科と単元ごとに分け、1回5〜8語を「知って打つ・欠けた文字を補う・カードを合わせる」の3ステップで進め、1日おきに前のラウンドをやり直すことです。無料ツール GachaLex はこの3ステップを教科・学年別のレベルにしています。
子どもがインターナショナルスクールに移ると、最初につまずくのは会話ではなく、教科書や試験問題に出てくる教科の語彙であることがよくあります。日常英語の成績が良くても、物理の問題文が読めない——これは英語が苦手なのではなく、教科英語がもともと別の語彙体系だからです。
1. 教科語彙が難しい理由:3種類の単語、3つの落とし穴
IGCSE の試験問題で分からない単語に丸をつけていくと、ほぼ次の3種類に分かれます。
| 種類 | 例 | 落とし穴 |
|---|---|---|
| 知っている単語の別の意味 | product(積)、solution(溶液)、table(データ表)、power(仕事率/累乗) | 知っているつもりで日常の意味のまま読み、問題全体を読み違える |
| 純粋な教科用語 | photosynthesis、denominator、inflation、erosion | 日常会話にはほとんど出てこないので、意識して学ぶしかない |
| 指示語(command words) | state、describe、explain、evaluate、calculate | 答えをどこまで書くかを決める語。読み違えると解ける問題でも失点する |
いちばん気づきにくいのは1つ目です。「知っている」単語をわざわざ調べる子はいないので、この種の誤りは教科の単語リストを体系的に一通り確認して初めて表に出てきます。
2. 単語リストを頭から覚えても効果が薄い理由
- アルファベット順のリストには文脈がない。abacus の次が absolute value で、2語に関係はなく、覚えても知識の構造ができません。
- 「見て分かる」練習だけで、「書ける」練習がない。英語を見て意味を思い出すのは最も易しい方向です。試験で必要なのは逆で、概念を見て正しい綴りの用語を書くことです。
- 一度に詰め込みすぎる。一気に30語覚えても翌日に残るのは半分以下で、達成感より挫折感が残ります。
3. 3ステップ法:知る、補う、合わせる
私が子どもに使っているのはごく素朴な流れで、各ステップは前より少しだけ難しくなります。
- 単語を知り、一度打つ。綴り、発音記号、意味を見て発音を聞き、自分で単語を最後まで入力します。目と耳と手を同時に通すのが目的です。
- 欠けた文字を補う。いくつかの文字が抜けた単語を完成させます。「見て写す」から「半分思い出す」へ移る段階で、綴りの定着に効きます。
- カードをめくって合わせる。英単語と意味をばらばらのカードにして、めくって組み合わせます。ヒントが一切ないので、単語と意味が本当につながったかを確かめられます。
3ステップを終えると、同じ単語を数分の間に3回、しかも3通りの方法で能動的に処理したことになります。リストを黙って10回読むよりずっと効果的です。
4. 1日10分の組み立て方
- 学校の進度に合わせて教科と単元を選ぶ。今週の数学が分数なら分数の用語を。授業ですぐ使うので最もよく定着します。
- 1ラウンドは5〜8語。週末に30語まとめるより、毎日小さく1ラウンドです。
- 1日おきに前のラウンドをやり直す。正答率が8割を下回るラウンドはまだ定着していないので、次回にもう一度入れます。
- その単語で教科の文を1つ作らせる。たとえば denominator を使って分数について一言。言えて初めて身についたと言えます。
5. GachaLex でこの流れを自動化する
この流れを保護者が手作りの問題で続けるのは、2週間が限界です。そこで無料のウェブツール GachaLex にまとめました。ブラウザを開けばすぐ使えます。
- 教科と学年ごとにレベル分け:数学、物理、化学、生物、経済、ビジネス、地理、ICT など10教科・3,300語以上、Year 1 から Year 11 まで。
- 各レベルが上の3ステップそのもの:綴りの学習、穴埋め、カード合わせの順で固定されているので、保護者が段取りを考える必要はありません。
- 登録なしで試せる:ゲストモードですぐ1ラウンド体験できます。進度とポイントが記録されるのは登録後です。
- ポイントとペット:レベルをクリアするとポイントが貯まり、学習ペットを孵化させて育てられます。低学年には「今日は覚えたの?」と聞くより効きます。
- 画面は6言語:簡体字中国語、英語、日本語、韓国語、タイ語、繁体字中国語。意味の表示も選んだ言語に合わせて変わります。
GachaLex は私が個人で開発している学習ツールです。単語リストは公開されている学習テーマに沿って整理したもので、Cambridge をはじめとする試験機関とは提携・承認の関係はありません。試験範囲は学校と試験機関が公表するシラバスに従ってください。
6. よくある3つの誤解
- 「まず日常英語を固めてから」。2つは並行して進められます。教科語彙は授業が理解できるかどうかを直接左右するので、後回しにはできません。
- 「訳語を覚えれば十分」。訳語は入口にすぎません。高学年では英語の定義を読むことに慣れさせましょう。答案は英語で書くからです。
- 「ゲームをやったから覚えた」。ゲームが解決するのは反復とやる気です。最後は教科書の例題や過去の問題の中で使う必要があります。
7. まとめ
教科語彙に特別な秘密はありません。量が多く、地味で、知っているつもりになりやすいだけです。教科ごとに分け、1回を少なくし、3ステップで段階を上げ、反復はツールに任せる。1日10分で学校の進度についていけます。
よくある質問
IGCSE の教科語彙は日常英語の語彙とどう違いますか?
知っている単語の別の意味(product が「積」を指すなど)、純粋な教科用語、指示語が多く含まれます。日常英語ができても試験問題が読めるとは限らず、教科ごとに学ぶ必要があります。
教科の単語は1日に何語くらいが適切ですか?
1回5〜8語、毎日1ラウンドが目安です。1日おきに前のラウンドをやり直しましょう。少量を高頻度で行うほうが、週末にまとめて覚えるより定着します。
GachaLex は有料ですか?登録は必要ですか?
無料です。ゲストモードなら登録なしで1ラウンド体験できます。進度の保存、ポイントの蓄積、ペットの育成には無料のアカウント登録が必要です。
GachaLex は公式の IGCSE 単語リストですか?
いいえ。個人が開発した学習ツールで、Cambridge を含むいかなる試験機関とも提携・承認の関係はありません。試験範囲は公式シラバスに従ってください。
